地域に根ざし、地域を拓き、地域に開かれた大学






旭川大学学長
山 内 亮 史
「大学に何を求めるのかーオープンキャンパスへようこそ」
  若い日の読書に悪書というものはない。世にいう高級雑誌、純文学から低俗本に至るまで全てこれその後の人生の糧となるのである。これは還暦を過ぎた私の譲れない実感である。面白くてためになる本なら尚更である。院生時代を含め、いろんな本を読んで来たが、格別に読んで影響を受けたのは五木寛之の作品群であった。中でも「青春の門」は、あんなに長い未だ書き続けられようとしている本なのに、ページが終わりに近づく度に惜しい思いがいつも残ったものだ。それは、友人のスノッブ気の多いM君が、いつも自慢気に長篇小説を読んだことを語っていたことと関係する。彼によれば、小説は重くて厚くて長くて大きい物に限ると言うのである。それで彼は、「ジャンクリストフ」「戦争と平和」「魅せられたる魂」「チボー家の人々」などを読破したと言うのである。愚かにも私は、影響されて挑戦するのであるが、「ジャンクリストフ」を除いていつも途中で挫折した。けれど「青春の門」は全く違った。面白くてためになって我が身にビンビンと入って来るのである。その中で、当時も今も全く異なる立場で大学生になる意味を考える時味わうように読むセリフがある。それは「自立篇」で故郷筑豊を後にして、大学生活を始めた主人公、伊吹信介がいう二つのセリフである。一つは「おれは人間たちとつき合いにきたのだ。おれは自分と同じ世代の若い連中と出会い、世の中のしくみを眺め、そしてその中で自分をどう生きていけばいいのかを求めるためにやってきたのだ、それだけだ」というものである。 そして二つ目は「望郷篇」の中の次のセリフである。「人間は少しずつ変わるのではなくて、どこか竹の節のようにジャンプするところがあるんじゃないでしょうか。
 今僕はその竹の節にかかっているところかも知れません」というものである。
 「出会いとジャンプと私」がテーマであろう。昔ヘーゲルは、一つの学問をくぐることは青春の門をくぐることだと言ったが、大学はその大切な場の一つである。オープンキャンパスの季節である。今、私は学長として、学生の身になって旭川大学と旭川大学女子短期大学部を考えるときモットーとするのは、昔「青春の門」を読んで刻んだこの二つのことである。
旭川大学、旭川大学女子短期大学部オープンキャンパスへようこそ!

旭川大学保健福祉学部長
末 岡 一 伯
旭川の地において、保健福祉学部が開設されることは、現在、深刻な人材不足の状況にある福祉・看護の専門職を地元で養成でき、街の活性化にもつながるとのことで、市や商工会議所、医師会、病院、福祉施設など多くの関係機関・施設から歓迎と期待の声をいただいています。また、市内の基幹病院には保健看護学科の実習先を引き受けていただきました。
 今後については、そう遠くない時期に職業人のための地域保健福祉専攻の大学院開設に着手したいとの構想を持っています。看護、保健、福祉の専門家が個々にまたは共同で研究を深め、例えば最近多くの老人福祉施設が取り入れている「ユニットケア*」は日本と欧米諸国でどう違うのか、さらにはこれらの領域における「北海道スタンダード」を作ることは可能かどうかまで突き詰めることが目標になります。そのような研究成果を持って、本学の地域貢献をより明確に示し、次代に向けての理念ある持続を目指します。

*ユニットケア:「介護が必要になっても、ごく普通の暮らしを営むこと」を理念として、施設の居室(個室)を10人程度のグループに分け、それを一つのユニット(生活単位)とし、このユニットごとに食事や入浴、施設内の行事などの日常生活を送り、 少人数の家庭的な雰囲気のなかで生活していただくケアの方法



【旭川大学】 経済学部 経営経済学科  /  保健福祉学部 コミュニティ福祉学科 / 保健福祉学部 保健看護学科
【旭川大学大学院】 経済学研究科 地域政策専攻
【旭川大学女子短期大学部】 生活学科  生活福祉専攻  /  生活学科 食物栄養専攻  /  幼児教育学科  / 専攻科 福祉専攻
旭川大学・旭川大学女子短期大学部 〒079-8501 北海道旭川市永山3条23丁目1番9号
詳しい交通・アクセスは[アクセスマップ]をご覧下さい。
TEL(0166)48-3121(代)FAX(0166)48-8718(代)
[ホームページに関するお問合せ先] 旭川大学・同女子短期大学部事務局
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